ウィザーズ・ブレイン

ウィザーズ・ブレイン〈6〉再会の天地〈上〉 (電撃文庫)

ウィザーズ・ブレイン〈6〉再会の天地〈上〉 (電撃文庫)


どうして私は今まで読まなかったのだろう。
どうして私は読んでしまったのだろう……!

そんな懊悩に苛まれる傑作シリーズ。
というか発売間隔がほぼ一年ってどういうことですか!?
上巻だけ出して放置プレイですか!
なにか人として間違えてるような気がしてしかたないんですが!?


あー、実はいままで、これを読んだことがなかったんですよね。
なにやら面白いという話は聞いていたものの、一巻の時点では、戦闘シーンはともかくとして最後辺りの展開に納得いかず、追いかけてなかったんですが……

いや、すごい。
むしろ本領発揮は二巻からではないですか。
当然のように速攻で全巻購入ですよ。

独特の戦闘シーンもさることながら、全体の戦力バランスがまたいい。
種類の多いジャンケンのように、それぞれに相性があり、なおかつそれが複雑に絡み合ってるので、ものすごく強いキャラはいても最強のキャラはいない。
バトルロワイヤルをしたら、意外なキャラが生き残るっぽいです。



いや、しかし……登場するキャラがとんでもなく多いですね。
一巻で登場したキャラが二巻ではまったく登場せず新キャラのみで構成。
三巻では一巻のキャラが一人だけ出てくる。
そして四巻以降になってそれぞれのキャラが絡みはじめ……


一巻ごとに新しいのを出さなきゃ駄目なのか! そういうルールなのか! そんな風に言いたいほど多い。
まあ、とはいえそれぞれの巻で主要となるキャラをクローズアップする方式なので、あまり混乱することはありませんでした。
むしろ、いままで登場したキャラが出てくるとかなり嬉しい。
ただキャラ同士が邂逅するだけでさほど物語りが進んでいないⅥ巻でも、滅茶苦茶テンションが上がりました。


しかし……あと、一年か…………