疾走する思春期のパラベラム

疾走する思春期のパラベラム (ファミ通文庫)

疾走する思春期のパラベラム (ファミ通文庫)


詳細な銃器の説明と百合百合でラブラブな関係とディープで容赦のない設定などなど、数え上げればきりが無い氏の特徴を、まんまラノベにしたような感じです。
そう、今までとまったく変わっていません。


だが、それがいい……!(断言


描写はかなり抑えられていますが、ノリ自体は変わっていないので、ファンであれば買って損をしない一冊。
またヤングガン・カルナバルシリーズなど、他の著作がどんなものが知りたい人にもおすすめ。
ファンタジー設定を抜かし、いろんな部分の容赦を無くしたものだと思えば、恐らく間違いないです。


さて、あんまり内容に触れてない気がするので、
ちょっとだけネタバレアリの内容列記。


・ヒロインは2ちゃんねらー
・主人公の目が死んでる。
・ヒロインは何度か服を剥ぎ取られる、しかも無理矢理。
・「あれは、ハリウッドの『エヴァンゲリオン』みたいなもんだからな」
・68口径の銃をぶっ放す。
・バリヤーが張れる。
・必殺技も使える。
・クライマックス、ヒロインと主人公が拳銃片手に全裸で叫び合う。


以上、誤解されるっぽい内容紹介。
……うん、だけど、ウソは言ってない、と思う。